あらしのよるに


わたし ガブと であって しあわせだと おもってるんです。
いのちを かけても いいと おもえる ともだちに あえて……

……いのちを かけても いい ともだちか

ガブは かすかに わらうと おおきく いきを すいこんだ。



絵本を はじめて読んだのは 結構前で 1.2巻をたち読みでした。
たまたま書店で2巻のガブを見て 狼の絵本?と…
その時は簡単立ち読みで 狼がやぎのお尻に、食欲を覚えて葛藤するシーンに
司馬やヒイロ 宮田系の愛に素直になれない葛藤男が大好物の私は
同人的に不純に萌え〜 なんておわってました。

だから、今まともに読んで はまってよかったな〜と
だってその頃なら 6巻のラストかかえたまま ガブ?戻ってきて〜!で涙でしたから。
でも 振り奴のラストが、ああだからこそ 13年たっても心に残って大切なように
すんごいはまってたかも? でも やっぱ今はまって良かった。
若い頃と違って 哀しいままの死ではまるパワーは無くなってきたし。

当時 書店の絵本宣伝ポップは 友情とサスペンス となってました。
確かに 絵本の1巻ごとの 1Pごとの Pをくる度の ドキドキ! どうなっちゃうの?という…
かぶりつきで読んで  6〜7巻は 大号泣!
ひとことひとことに無駄が無く 大切で言霊が宿っていて すごい絵本です。

絵本で一番 泣いてしまったのは 6巻の みどりのもりを信じていく2匹
ガブの葛藤とメイの涙 穴を出て行ったガブの
「いまさら メイを くえるわけないっすよ 
あ〜あ どっかに くさの いっぽんでも はえてねえかなあ。」 
このシーン! 読みながら、息もできないくらい泣いてしまいました。
 
そして7巻の、ひとりでガブを待ってるメイ 
絵本のメイの、幻想的なみどりのもりに とけてしまいそうな、はかない薄緑の体
「わたしが あんなことさえ いわなければ……
やさしいガブは わたしを たべる わけにもいかず…」
メイは なんども くやんだ なんども じぶんを せめた   このくだり
もう泣きっぱなし! アニメはこのシーンが 簡単で時間が足りないので
ガブが戻ってくるラストが、簡単な気もしましたが

絵本はPをくる手 自分の思い入れで 自由な滞空時間 空想 感傷が
倍ましになる気がします。 で 1時間も2時間も涙が…笑
小説のラストは… 読者の想像の余地を…ううう ですが

 なんといっても大好きな絵本! を筆頭にアニメ 小説 楽しみたいです。
切なさ 深さ 崇高さは 絵本一番 
プリティ度はアニメv そして危なさ度バカップル度一番 小説(恐るべし!笑)